世界の変わったドローン活用事例
世界中でドローンの新しい活用が日々開発されています。
今回はその中で、ドローンの少し変わった活用事例を紹介いたします。
Throwflame
こちらは火炎放射器を搭載したドローンです。
ドローンのカメラを装着する箇所に火炎放射器を取り付け、上空から対象物を焼くことが可能です。動画ではハチの巣駆除に使用しています。
日本では、火炎放射器を搭載するのは危険物輸送に該当するため、法律で規制(火炎放射器の燃料が該当)されます。また、放射器の先端から火を出すので、物件投下に該当する可能性もあるかもしれません。
日本で飛行許可を取るのが難しそうなドローンですが、人の手を使わずハチの巣駆除ができるのは画期的ですね。
KILLER DRONE
KILLER DRONEと物騒な名前ですが、こちらはチェーンソー付きのドローンです。
こちらのチェーンソーを搭載したドローンは、人の手が届かない場所の森林の伐採に役立ちます。チェーンソーを搭載しているので、落下時の危険はかなり高いですが、高所での切断作業は人の手で行うのも危険なので、実用性が高そうです。
動画では、チェーンソーで氷柱や枝の切断を行っています。氷柱の切断は危険な作業なので、ドローンで行えるのは、非常に有効な手段ではないかと思います。
こちらも日本では、チェーンソーを搭載するのは危険物輸送に該当するので、許可を取るのは難しそうです。
DRONE FISHING
こちらはドローンで釣りを行います。
ドローン下部に餌を付けた釣り糸を垂らし、その状態のまま釣りたい魚の場所までドローンで餌を運びます。カメラでどこに魚がいるか確認しながら餌を下せるので、ほぼ確実に魚がかかります。
魚がかかったらドローンから釣り糸が外れる仕組みとなっており、外れてからは魚がどのような動きをしているかをドローンから確認することができます。
※ドローンの力で釣り上げるのではなく、魚がかかってからは自力で釣り上げます。
ドローンで遠方まで餌を運べるため、陸からかなり大きな魚を釣り上げることが可能になります。日本では、目視外飛行や物件投下に該当する可能性があるので、実際に行う際には注意が必要です。
Firefighter drone
こちらは消防士用のドローンです。
ドローンには消防車からの給水ホースが取り付けられており、地上のパイロットが遠隔操作します。そのため、消火活動が従来の消化方法より安全に行えることに加え、上空から正確に水を放射することが可能です。
また、救助にも使用可能で、200㎏までの重量を持ち上げることが可能です。
現在、ドローンのバッテリー持続時間が課題となっており、実用段階には至っておりません。また、ドローンの天敵でもある水を放射しているので、防水性能も課題になります。
おわりに
いかがでしたか?
今はまだ危険な雰囲気満載ですが、ドローンから火や水を出したり、ドローンで枝を切ったりすることが安全にできれば、危険な高所作業で大きく活躍できそうですね。
以上、世界の変わったドローンでした。