ドローンのJUIDA認定資格とは?申請方法は?

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ドローンスクールも数多く存在します。その中でJUIDA認定スクールとは?そして修了後に行うJUIDAへの証明証申請はどのように行えばいいのでしょうか。

ここではJUIDA認定スクールで取得できる資格、また修了後の証明証取得を目的とした申請方法や、手続きにかかる費用についてご紹介していきます。

▶そもそもJUIDA認定資格(証明証)とは?

JUIDA認定スクールにおけるJUIDAが定める科目を修了した操縦士(受講者)には、JUIDAが定める申請手続きを行った上で、JUIDA『無人航空機操縦技能証明証』が交付されます。また、JUIDA無人航空機操縦技能証明証を取得し、無人航空機の安全運航管理に関する基本知識とリスクアセスメントを習得していただいた修了者には、同様にJUIDAが定める申請手続きを行った上で、JUIDA『無人航空機安全運航管理者証明証』が交付されます。

これらの資格証明は、「無人航空機操縦に係わる技能および知識の水準についてJUIDAが定める知能・技能水準に達していることを証明するもの」です。JUIDA認定資格を取得することで、ビジネスとして積極的に活動することができ、幅広い場面での活躍が期待できます。

▶2種類の証明証がある

JUIDA認定資格は「操縦技能証明」「安全運航管理者証明」の2つに分かれています。

Ⅰ.無人航空機操縦技能証明

無人航空機を安全に飛行させるための知識と操縦技能を有する者であると証明するものです。航空機概論、法規制・ルール、技術(バッテリー)、電波と無線、気象、運用などの座学講習。そして実際にドローンを用いた、整備・点検、垂直離着陸、ホバリング、水平移動、高高度飛行、遠方飛行、自動飛行、目視外飛行、夜間飛行を学ぶ実技講習があります。これら座学と実技はそれぞれ受講後に試験が行われ合否が決定します。

エスアイドローンスクールでは、座学6時間、実技11時間のカリキュラムを2日半かけて行います。

Ⅱ.安全運航管理者証明

無人航空機の運航に関わる十分な安全と法律の知識を有し、飛行業務の安全を管理する者であると証明するものです。安全運航管理の意義、無人航空機に関わるリスク、リスクに対する安全管理の手法、リスクアセスメント講習などの座学講習を行います。特にリスクアセスメント講習については、ドローンを飛行する際に起こりうる危険を洗い出し、そのリスクに対しての対策を考え除去していく実践型の講習で、実際に演習を通して考え体験できるため今後自分で飛ばすことが多い操縦者、指示者には必須の講義となっています。

エスアイドローンスクールでは、座学3時間を行い、受講後にテストが行われます。 なお、安全運航管理者証明単体での証明証取得はできません。操縦技能証明の取得が(他スクールでの受講含め)済んでいること、もしくは操縦技能証明との同時受講が条件となっています。これら2つの資格を3日間で取得することができる「ドローン資格取得コース」をエスアイドローンスクールでご受講いただけます。料金は250,000円(税込)で、講習会場も千葉市、市原市ですので首都圏からも通いやすい立地となっています。

JUIDA認定スクールは、無人航空機産業の健全な発展のために、無人航空機運航上の安全に関わる知識と、高い操縦技能を有する人材の養成を行っています。JUIDAは、2017年6月より、所要の要件を満たす管理団体として、国土交通省航空局ホームページに掲載されています。

▶無事講習を終えたらJUIDAへ申請を行いましょう!

スクール修了後、JUIDAへ証明証の申請を行います。申請を行うにあたり必要になるものを以下に記します。

  • 各認定スクールが発行した修了証の写し
  • 申請用パスワード (スクールから渡されます。)
  • 顔写真画像 (3か月以内、明るく鮮明なもの)
  • 本人確認書類の写し (運転免許証、健康保険被保険者証、在留カード)

※ 満20歳未満の方は以下も必要

  • 住民票
  • 親権者の承諾書

(操縦技能証明証は16歳以上から、安全運行管理者証明証は20歳以上から取得可能です。)

▶申請方法

1. JUIDAの証明証申請用サイト(https://uas-japan.org/jwls/regist/#reg1)を開きます。

2. 「JUIDA会員になり、証明証を申請する」の項目で証明証を申請します。

JUIDA申請

3. 項目を入力し申請が完了すると、審査を経て請求書が送られてきます。

4. 振込を行ったら申請は以上で完了です

なお、講座修了日から振込までの期間が3か月以上経った場合は、申請資格が失われますのでご注意ください。

申請が完了したら、証明証やバッジなどのグッズが届きます。

▶ご受講を検討中の皆様へ

いかがでしたか? JUIDA以外のドローンスクールも数多くあります。その中でJUIDAは「所要の要件を満たす管理団体として、国土交通省航空局ホームページに掲載されている。」という点が強みです。現在、日本でドローンを飛行させるには航空法をはじめ(小型無人機等飛行禁止法、道路交通法、民法、個人情報保護法、電波法、外為法、産廃法、刑法、海岸法・河川法・港則法、条例…などと、)さまざまな法を守って運航しなければなりません。またその範囲を超える飛行を行う場合、国土交通省・航空局に申請をし、許可もしくは承認を得た上で飛行させなければなりません。

ドローンの安全な操縦は法律を勉強するところからがスタートですので、「これからドローンを始めたいけど、なにから勉強したらいいか分からない。」という方には、JUIDA認定資格の取得がお勧めです。ドローンが関連する法律をピックアップして学ぶことができ、技術面でもドローンパイロットから集中的に指導を受けることができますので、自分では気が付けなかった苦手を克服でき、効率的に技術を向上させることができます。

また、エスアイドローンスクールでは女性講師も在籍しておりますので、女性でも安心してご受講いただけます。初心者の方、企業様、団体様、どうぞお気軽にお問い合わせください。

一緒に空へ飛ばす喜びを分かち合いましょう!

▶これからご受講の皆様へ(JUIDAより)

小型無人航空機は、空撮などを中心に産業利用が急速に進んでいますが、更に、点検・測量や空輸といった新たな分野へもその活用範囲が広がり、「空の産業革命」を拓くと期待されています。最近はマルチコプターなど簡単に飛行させることが可能な機体も市販されていますが、空を飛ぶ機械であり、安全に利用するためには、その操縦法の習得は勿論、関連する知識を習得することも必要です。航空力学、バッテリーや電波の特性、航空気象などの原理の理解から、航空法、電波法などの法規制の理解まで広範な知識が求められます。

一般社団法人日本UAS産業振興協議会(JUIDA)は、我が国における無人航空機産業を発展させるために、安全な飛行を徹底させていくことが何よりも重要と考えており、安全ガイドラインの策定、安全委員会活動に加えて、2015年9月に人材教育事業としてJUIDA認定スクール制度を導入しました。

この認定スクールでは、JUIDAが、提供するカリキュラム、テキストに基づく座学と技能講習を行い、修了者はJUIDAの操縦技能証明および安全運航管理者証明を取得することができます。とりわけ、JUIDAの安全運航管理者は、安全な飛行のためのガイドライン、事故などのリスク対応に関する知識を習得できる世界的にも例のない制度となっています。

これらの証明証を取得した皆様が、小型無人航空機による新たな産業の育成、サービスの提供に貢献いただけ、また、なによりも空を飛ばす喜びを体験されることができれば幸いです。

 一般社団法人 日本UAS産業振興協議会 理事長 鈴木真二 

(出典:一般社団法人日本UAS産業振興協議会 『無人航空機操縦技能コース教材座学編』)※転載を禁じます)

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